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実店舗のキッズスペースにはどんなメリットがある?作り方と注意点も解説

実店舗のキッズスペースにはどんなメリットがある?作り方と注意点も解説

美容院やカーディーラーなどでよく見かけるキッズスペース。スーパーやショッピングモールでも、導入する店舗は増えています。実店舗にキッズスペースを設けることで、店舗にさまざまなメリットが期待できます。今回は、キッズスペースを設置することで得られるメリットや、キッズスペースの作り方と注意点を見ていきましょう。

キッズスペース設置による4つのメリット

キッズスペースを設置することで、実店舗にはどんなメリットがあるのでしょうか。今回は、4つのメリットをご紹介します。

新規の顧客が増える

キッズスペースがあれば、親戚や保育所などに子どもを預けなくても買い物ができます。そのため、小さい子どもがいるから、と来店しにくかった家族連れの来店が見込めます

キッズスペースを導入していない他店との差別化を図れるため、集客にも効果的です。副次的な効果として、小さい子ども連れの層も来店できるという安全性、安心のイメージ作りにも寄与してくれるでしょう。

リピーターを得やすい

子ども連れでも快適に買い物ができ、かつ、子ども自身もその間楽しく過ごしてもらえることで、保護者に「また行こう」と思ってもらいやすいです。キッズスペースを無料で利用できるよう設置しておけば、保育所やベビーシッターを頼むのに比べてコスパが良いという点からも、保護者のメリットになりえます。

顧客一人あたりの購買金額が上がる

子ども連れの層は、子どもが買い物の時間を楽しめないと嫌がって泣いたり騒いだりしやすいので、どうしても買い物時間が必要最低限と短くなりやすい傾向にあります。キッズスペースの導入により、子どもが泣いたり騒いだりすることなく遊んでいてくれれば、その間に保護者はゆっくり買い物ができます

買い物をする心と時間の余裕ができれば、複数の商品を検討したり、店内を見て回ったりすることもできるようになるため、購入予定になかった商品の購入にもつながりやすくなります。つまり、顧客一人あたりの購買金額が上がる傾向にあります

店舗運営が安全に

子どもがキッズスペース内で遊んでいてくれると、店内を走り回らなくなるため、安全な店舗運営にとっても良い効果をもたらします。すなわち、子ども自身が迷子になったり怪我をしたりするリスクが大幅に減らせるほか、店内の商品や備品の破損防止にもつながり、迷子呼び出しなどの業務を減らせるだけでなく、破損した商品や備品の補充や片付け、発注などの手間を省くことができます

キッズスペースの作り方

では、実際にキッズスペースを作る方法について見ていきましょう。

キッズスペースを設置する場所

キッズスペースは、店舗のどこからでも見える場所に設置しましょう。ショッピングモールではなかなかそうもいきませんが、複数の店舗から見やすい位置に設置しておけば同じような効果が得られます。

これは、来店した保護者が遊ばせている子どもに目を配りながら買い物できるようにするための配慮です。とはいえ、保護者が安心して買い物できるよう、キッズスペースが視認できる範囲にいる店舗スタッフも適宜キッズスペース内の子どもには目を配り、なにかあれば大人が必ず対処できるようにしておきましょう。

一方で、施設や店舗の出入り口付近は絶対に避けなくてはなりません。これは、ちょっと目を離したすきに子どもがサッと店外に出てしまう、不審者が子どもを連れ去るなどの事態に発展しやすいためです。

キッズスペースに必要な設備

キッズスペースに必要な設備として、主に以下の3つが挙げられます。

  • フロアマット
  • サイドガード
  • 積み木など子どもだけでも遊べそうな玩具

クッション素材の大きな積み木、滑り台などの室内遊具、ボールプールなどを設置しておくと、家にはまずないものなので楽しめます。一方、絵本や知育玩具は原則として避けておきましょう。大人に「読んで」「手伝って」となりやすく、保護者が買い物に集中できなくなってしまうためです。

場所によっては子ども向けDVDなどを流すのも、子どもが集中してくれるため良いのですが、その場合は商業利用として許諾を得たもののみ使いましょう。

キッズスペース設置に必要な費用

キッズスペース設置に必要な費用は、店舗で用意する場合と専門業者に依頼する場合で多少異なります。

○自分たちで用意する場合
最低限、フロアマット+サイドガード+遊具、玩具の費用がかかります。材質や置く遊具によりますが、だいたい数万円〜十数万円程度が必要です。また、設置自体をスタッフが行わなくてはならないことに注意しましょう。

○専門業者に頼む場合
月額レンタル、施工タイプなど業者によって異なります。設置するキッズスペースの大きさや置く遊具によりますが、月額で数万円程度、施工で数十万円程度と考えておくと良いでしょう。専門業者に頼む場合はややお高めですが、店舗スタッフが自ら設置する手間がないので、店舗運営が忙しくリソースを割けない場合などは、専門業者に依頼するのがおすすめです。

キッズスペースを作る際の注意点2つ

キッズスペースを作るにあたって、以下の2つのポイントに注意しましょう。

子どもの安全性を最優先に

出入り口に設置しないことはもちろん、ぶつかったり踏んで転んだりすると危ないので、硬いものや尖ったものをキッズスペース内に設置しないよう気をつけましょう。転んでも大丈夫なように、フロアマットはしっかり子どもを受け止められる材質のものを選びます。

スポンジやウレタンといった柔らかい素材や、角が尖っていない丸みがあるおもちゃを選ぶのもおすすめです。また、誤飲を防ぐため、子どもの口に入らないような大きい玩具を用意しましょう。

テレビモニター、コンセントなどはぶつかったりうっかり触ってしまったりすると危険なので、コードに触れないようしっかり隠したり、角を柔らかい材質で覆ったりしましょう。ぶつかりにくい場所に設置する、破損しにくい材質のモニターにするなど、設置する場合は十分な対策が必要です。

また、感染症対策としていずれの玩具も清掃・消毒を行いやすくし、キッズスペース全体を常に清潔に保つことも重要です。

店舗内の雰囲気を損なわない

スーパーやショッピングモールは雑多な雰囲気が売りでもあり、もともとカラフルでポップなイメージの場所なので、キッズスペースとの雰囲気のズレにそこまで気をつける必要はありません。とはいえ、周囲の雰囲気からキッズスペースだけ浮かないようにする配慮は必要です。

例えば、ショッピングモールでもアパレル関連のコーナーにキッズスペースを設置する場合、おしゃれな雰囲気にするなど工夫しましょう。設置するものを変えなくても、配色を変えるだけで雰囲気は変わるので、配色を決める際にしっかり検討するのがおすすめです。

まとめ

キッズスペース設置は新規顧客やリピーターを増やし、店舗の滞在時間を伸ばして顧客あたりの購買‪金額を上げるのに効果的です。また、キッズスペースを設置することで、子どもにも店舗運営にも安全性を確保しやすいでしょう。‬‬

キッズスペースは店舗のどこからでも見える場所に設置すること、子どもの安全性に配慮すること、店舗の雰囲気を損なわない配色にすることなどのポイントを押さえて設置します。ただし、設置にはある程度の費用や場所が必要なため、キッズスペースを設置する費用や場所がない場合は他の対策がおすすめです。

お子様と一緒にショッピングを楽しめるきゃらくるカートなら、キッズスペースのように一定の設置場所を確保する必要がなく、保護者が常に子どもから目を離すことなく買い物を楽しめます。キッズスペース導入には広さや予算が足りないという場合は、ぜひきゃらくるカートの導入をご検討ください。

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